物語が息をのむ佳境へと差し掛かる中、主人公・夜神月は己の手を一切汚さずに最大の敵であるL(エル)を排除する完璧な詰みに近い盤面を組み上げた。その最大の駒として組み込まれたのが、レムのミサに対する犠牲精神だ。
月はミサに迫る捜査網を逆手に取り、レムに対して「ミサを救うには今すぐL(エル)の真名をノートに書くしかない」という究極の選択を迫る。自分が消滅することを知りながらペンを取るレム。一見すると月の cold-blooded(冷酷)な勝利に見えるが、コマの端々に描かれたレムの鋭い眼光には、単に操られたわけではない明確な意志が宿っていた。