「それでも集合写真や身分証の写真写りを少しでも良くしたい」と考える方に向けて、カメラの物理的な歪みと光の性質を味方につける具体的なテクニックを紹介します。
まずメイク面では、陰影のコントロールによる左右バランスの補正が鍵を握ります。カメラのレンズは光をフラットに捉えがちなため、ハイライトを中心部に小さく乗せ、ノーズシャドウを眉頭から薄く入れることで立体感を強調します。左右非対称が気になる場合は、細い方の眉や薄い方の唇をわずかに描き足し、太い方に合わせる「引き算ではなく足し算の補正」を意識すると自然に仕上がります。
撮影時のテクニックとしては、以下の3点を意識するだけで写りが激変します。
- カメラと顔の距離を1.5メートル以上離す:スマホの広角レンズによる顔の中心部の肥大化を防ぐため、ズーム(2倍〜3倍)を使って離れた位置から撮影します。
- 正面からわずかに顔を振る:完全な正面向きは顔の左右差が最も目立ちます。利き顔(自分が好きだと感じる側の顔)をカメラに向けて3度〜5度ほど軽く傾けると、自然な陰影が生まれます。
- 自然光を正面斜め上から受ける:真上からの蛍光灯は目の下やほうれい線に不自然な影を落とします。レースカーテン越しの柔らかい光や、胸元に白いハンカチを置くレフ板効果を活用すると肌のトーンが均一になります。