日高市の精神的支柱であり、全国的な知名度を誇るのが高麗神社だ。奈良時代の霊亀2年(716年)、大和朝廷によって武蔵国に新設された高麗郡の首長・高麗若光(こまのじゃっこう)を祀る。歴代の総理大臣や財界人が参拝した後に相次いで重職に就いた史実から、「出世明神」として広く認知されるようになった。高麗神社 ご利益として名高い出世開運や事業繁栄、延命長寿を求め、現在も全国からビジネスパーソンや起業家が祈願に訪れる。
高麗神社から北へ徒歩約15分、車で3分ほどの山裾に位置する「聖天院(しょうてんいん)」も外せない重要拠点だ。高麗若光の菩提寺として建立された古刹で、山の斜面に広がる壮大な伽藍と手入れの行き届いた庭園が迎えてくれる。山門をくぐり石段を登った先にある阿弥陀堂からの見晴らしは素晴らしく、観光バスが押し寄せる巾着田とは対照的に、静寂の中で歴史の息吹に浸ることができる。まさに知る人ぞ知る日高市 観光 穴場の筆頭格といえる。
また、アクティブな自然体験を求めるなら、日高市のシンボルである日和田山 ハイキングコースが最適だ。標高は305メートルと手頃ながら、登山口から中腹の「金刀比羅神社」に至るルートには、岩場を攀じ登るスリリングな「男坂」と、木漏れ日の山道を緩やかに登る「女坂」が用意されている。登山靴や本格的な装備がなくても歩きやすいスニーカーがあれば登頂可能で、山頂手前の二の鳥居から見下ろす巾着田の全景と秩父連峰のパノラマは、登山の労力を遥かに上回る満足感をもたらす。