フィギュアスケート世界選手権 女子結果では、絶対的な安定感を誇る日本のエース・坂本花織選手が世界の頂点に輝き、金字塔を打ち立てました。ショートプログラム首位で迎えたフリープログラム『Feeling Good』において、冒頭のダブルアクセルからスピードに乗った雄大なジャンプを次々と成功させました。
特筆すべきは、坂本選手のスピードとリンクカバー率の高さです。テレビ解説や報道関係者の間でも「氷上を端から端まで使い切るディープエッジの滑り」が絶賛されましたが、プロトコル上のPCS(構成点)は全項目で9点台後半を記録。3回転ルッツのエッジ判定(アテンション)を完全にクリアし、加点を積み重ねた技術の堅牢さが光りました。
また、初出場ながら銅メダルに輝いた千葉百音選手の躍進も見逃せません。ミスが許されない緊迫した最終グループにおいて、すべてのスピンで最高難度のレベル4を獲得。繊細なピアノの調べに溶け込むようなステップは、ジャッジから高い芸術評価を受けました。吉田陽菜選手もトリプルアクセルに挑戦するなど攻めの姿勢を貫き、日本女子も同じく来季の「3枠」を盤石のものとしました。