世界的なパンデミックを経て、私たちの健康観は大きく変わりました。サプリメントを大量に摂取する時代は終わり、身近な自然から力を得る「ローカル・ウェルネス」へとシフトしています。その象徴がクロモジです。クスノキ科の落葉低木で、古くから日本の山地に自生してきました。千利休の時代から茶席の楊枝として愛されてきた歴史を持ちますが、その香りはまさに「和製ユーカリ」とも呼ぶべき清涼感に満ちています。
都会のコンクリートジャングルで暮らす人々にとって、この香りは一瞬で深い森の奥深くへと意識を誘うトリガーになります。2026年の今、マインドフルネスの新たなツールとして、朝のコーヒーをクロモジ茶に置き換える人が急増しているのも頷けます。