アブに噛まれた箇所は、時間の経過とともに劇的に症状が変化します。多くの方が「翌日になってから腫れが倍以上になり、我慢できないほどかゆい」とパニックに陥りますが、これは人体のアレルギー反応の仕組みによるものです。
アブの吸血被害による一般的な症状のタイムラインは以下の通りです。
【当日から翌日】:激痛から急性浮腫へ
噛まれた当日は噛み傷の痛みと赤みが中心ですが、半日〜24時間ほど経つとアブの唾液に対する遅延型アレルギー反応が本格化します。患部がパンパンに熱を持って腫れ上がり、激しいかゆみが現れ始めます。
【2日目〜3日目】:腫れとかゆみのピーク
噛まれてから48時間〜72時間前後が症状のピークとなります。足首や腕を噛まれた場合、関節が曲がりにくくなるほど広範囲に硬く腫れ上がることがあります。熱感とズキズキとした拍動痛、猛烈なかゆみで睡眠が妨げられるのもこの時期です。
【4日目〜1週間】:沈静化と硬いしこりへの変化
適切な処置を行っていれば4〜5日目から徐々に赤みと熱感が引いていきます。しかし、患部を爪で掻き壊してしまうと、皮膚の深部に慢性的な炎症が残り、数週間から数ヶ月にわたって硬いしこり(結節性痒疹)として定着してしまうため、絶対に掻きむしってはいけません。