そもそも、へその奥に溜まる「白い固まり」は何でできているのだろうか。その正体は、体から剥がれ落ちた皮脂・角質と、肌に元々存在する皮膚常在菌が複雑に絡み合った集合体だ。
人の皮膚は常にターンオーバーを繰り返しており、古くなった角質(垢)が日常的に排出される。お腹の中央に位置するへそは構造上、くぼみが深く湿気がこもりやすい。そこに分泌された皮脂や汗、着ている衣類の繊維くずが混ざり合い、さらに表皮に常駐する皮膚常在菌が繁殖・分解することで、しだいに白いチーズ状や固形のかたまりへと変化していくのだ。
生まれたての段階では薄い白や黄色がかかった色をしているが、長期間放置されると酸化が進み、黒く変色することもある。つまり、白い状態は比較的「新しく形成された皮脂・角質のかたまり」であることを示している。