では、この優れた思考法を日々の業務に落とし込むにはどうすればよいのか。最初の一歩は、自分の「偏り」を客観視する習慣をつけることだ。何か問題が起きた際、極端な感情(怒りや諦め)に流されて即座に行動するのではなく、一度立ち止まる。「自分は今、欠如と過剰のどちらに傾いているか?」と自問するのだ。
次に、対立する二つの主張が存在する場合、第3の選択肢を探る演習を重ねる。A案かB案かの二者択一ではなく、両者の美点を活かした時宜にかなった解を模索する。このトレーニングを繰り返すことで、過度なメンタル疲労を伴わない、ストレスフリーな判断力が養われていく。