距離が一歩縮まった関係性で使われるのが「미안해요(ミアンヘヨ)」や「미안해(ミアンヘ)」、そしてタメ口の「미안(ミアン)」だ。だが、ここにも日本語の「ごめんね」にはない人間関係の力学が働いている。
タメ口である「ミアン」は、同い年か年下の親しい友人に対してしか使えない。少しでも年上の知人に対して「ミアン」と言ってしまえば、その瞬間に空気が凍りつく。「ミアンヘヨ」という語尾の「ヨ」ひとつが、人間関係を滑らかにする防波堤の役割を果たしている。言葉のフランクさと相手への敬意のバランスを取るスキルが、韓国での日常会話では常に試される。