日本におけるブームの起爆剤となったのは、メディアと流通の力だった。人気ドラマ『孤独のグルメ』で主人公が汗を流しながら平らげる姿が放映されると、中華料理マニアの間で一気に火がついた。さらに外食・中食産業がこの動きを逃すはずもなかった。
セブン-イレブンがチルド麺として全国展開を仕掛け、サンヨー食品がカップ麺を投入したことで、一般層への認知度は一気に跳ね上がった。手軽に買えるコンビニ飯として親しまれる一方で、舌の肥えたファンたちからは「もっと本場のモチモチ感を味わいたい」「あの熱油の香ばしさを生で体感したい」という声が噴出。こうして、既製品を越えた自家製への探求が始まったのである。