Q1:てんかん発作を起こした直後に突然死することはありますか?
A1:単発の発作(1〜2分で収まるもの)で直接突然死することは極めて稀です。ただし、発作が5分以上止まらない「てんかん重積状態」に陥った場合や、発作中の嘔吐物による気道閉塞・窒息、高所からの落下事故による致命傷は命に関わります。発作が長引く場合は直ちに夜間救急を含む動物病院へ連絡してください。
Q2:抗てんかん薬を飲むと寿命が縮むというのは本当ですか?
A2:誤りです。薬剤による肝臓や腎臓への負荷を懸念する声もありますが、定期的な血液検査で投与量を適正にコントロールしていれば深刻な臓器障害を防ぐことができます。むしろ投薬を行わず発作を放置する方が、重積発作や脳損傷を招き寿命を著しく縮めるリスクとなります。
Q3:何歳まで生きられる?犬種による差はありますか?
A3:特発性てんかんで発作がコントロールされていれば、小型犬で13〜16歳前後、中・大型犬で10〜13歳前後と、一般的な犬種別平均寿命とほぼ同等まで生きられます。ただし、遺伝的素因が強い一部の犬種(ゴールデン・レトリーバー、ボーダー・コリー、フレンチ・ブルドッグなど)では難治性になりやすいため、複数の薬を組み合わせた早期の集中的管理が推奨されます。