事態が決定的な局面を迎えたのは、母・有里のヘアヌード写真集出版や、その後のタレント活動だった。娘である安達祐実のイメージを守りたい周囲と、自己表現を求める母との衝突。メディアはこぞって「骨肉の争い」と書き立て、ワイドショーは連日この親子関係をエンターテインメントとして消費した。
一時は完全に連絡を絶ち、お互いの存在を否定するかのような冷戦状態が続いた。安達祐実自身も、母の呪縛から逃れ、一人の女優として、そして一人の母親として自立するために、物理的にも精神的にも距離を置く必要があったのだと、後に振り返っている。この痛みを伴う決別こそが、現在の関係を築くための不可避なステップだった。