ドキュメンタリー番組『情熱大陸』をはじめとする密着映像が捉えたのは、世間のバッシングや偏見をものともせず、一歩一歩自らの足で歩みを進める安藤美姫の生々しい素顔だった。朝早くから娘のお弁当を作り、学校へ送り出した後はリンクに直行して後進の指導にあたる。フィギュアスケート界の第一線で振付師やプロスケーターとして活躍する彼女の日常には、飾り気のない日常の奮闘がある。
ひまわりさんもまた、母の背中を見て健やかに成長し、スケートをはじめとする表現の世界で豊かな感性を育んでいる。かつて世間が投げつけた無遠慮な詮索は、母娘が築き上げた強固な信頼関係の前には何の影も落としていない。