分波器の配線は、仕組みさえ理解してしまえば工具不要で数分で完了します。しかし、端子の形状が同一であるため、挿し込み先を間違える「逆接続」が頻発しています。以下の手順に沿って配線を進めてください。
壁面のアンテナ端子が1口(地上デジタル・BS・CS混合端子)の場合の標準的な接続フローは次の通りです。
- 壁面端子から分波器へ接続:壁のアンテナ端子と分波器の「入力(IN)」端子を同軸ケーブルで接続します(ケーブル一体型の場合はそのまま壁端子へ差し込みます)。
- 地デジ出力をテレビへ:分波器の「地デジ/UHF」と印字された出力ケーブルを、テレビ背面の「地上デジタル入力」端子へ接続します。
- BS/CS出力をテレビへ:分波器の「BS・110度CS」と印字された出力ケーブルを、テレビ背面の「BS・110度CSアンテナ入力」端子へ接続します。
ブルーレイレコーダーを経由する場合は、壁面からのケーブルをまずレコーダーのアンテナ入力に繋ぎ、レコーダーのアンテナ出力からテレビへ繋ぐ段階で分波器を挟むか、またはレコーダーの前で分波器を通してそれぞれ別個に入力・出力させる配線設計を行います。
特に注意すべきは逆接続による不具合です。地デジ用の端子にBS信号を流しても、テレビ内部のチューナーは受信周波数が一致しないため一切映像を認識できません。「ケーブルはしっかり刺さっているのに映らない」という問い合わせの約7割は、地デジ用とBS用の配線が互い違いに差し込まれていることが原因です。