インターネット上の競馬攻略サイトなどでは、「三連単で万馬券を狙うなら穴馬からの全流しが最強」といった極端な言説が散見されます。しかし、ここには控除率と資金配分に関する重大な盲点が潜んでいます。
まず第1の誤解は、「点数を増やせば勝率が安定する」という思い込みです。JRAの三連単における払戻率は72.5%(控除率27.5%)に設定されています。これは単勝・複勝の払戻率(80.0%)と比較して7.5%も胴元の取り分が多く、買えば買うほど控除率の壁が厚く立ちはだかります。無差別に点数を広げれば、長期的には数学的必然として資金が摩耗していきます。
第2の誤解は、「上位人気同士の三連単は手堅い」という安易な低配当狙いです。三連単で1番人気→2番人気→3番人気と決着した場合、配当が1,000円前後に低迷することも珍しくありません。10点〜20点購入していれば、的中した瞬間から赤字が確定します。三連単を狙う以上、「的中率を犠牲にしてでも、オッズに歪みが生じているゾーンを射抜く」という覚悟が求められます。