青柳投手の代名詞とも言える自虐ネタには、球史に残る数々の名シーンが存在します。特に話題を呼んだのが、屋外球場でのデーゲームにおける頭皮への日焼け止め対策です。「帽子を取った瞬間に頭皮が真っ赤に日焼けしてしまう」というリアルな悩みを明かし、ベンチ裏でチームメイトから頭に念入りに日焼け止めを塗布される姿が中継カメラに捉えられると、実況席とファンは大爆笑に包まれました。
さらに、彼が登板する日に雨が降る確率が異常に高いことから名付けられた「雨柳さん」という愛称に関しても、「雨が降ると髪の毛のボリュームがさらに減って困る」と自ら重ね技のネタを披露。球団公式もこの人気を見逃さず、「雨柳さんフェイスタオル」をはじめとするユニークな応援グッズを次々と商品化し、異例のベストセラーを記録しました。
後輩の佐藤輝明選手や湯浅京己投手らからも屈託なく頭をイジられるなど、先輩風を吹かせないフラットなリーダーシップは、阪神タイガースの黄金期を支える強固なベンチワークの原動力となっていたのです。