フィットネスジムのカウンセリング現場や人間ドックのデータから見えてくるのは、デスクワーク中心の生活を送る20代〜40代男性の深刻な「筋肉量過小」です。筋肉量が少ない状態を放置すると、以下のような悪影響が連鎖的に発生します。
筋肉は人体最大の熱産生器官であり、糖の代謝拠点でもあります。筋肉量が基準値を下回ると、基礎代謝が低下して太りやすくなるだけでなく、インスリン抵抗性が悪化して血糖値スパイクを引き起こしやすくなります。知恵袋やコミュニティ掲示板でも、「しっかり寝ているのに疲れが取れない」「30代半ばから急激に腹周りだけ太った」と悩む男性の多くが、検査の結果骨格筋率30%未満のサルコペニア肥満状態に陥っているのが実情です。
さらに、大腿四頭筋や臀筋群など下半身の筋肉量が減ることで骨盤が後傾し、慢性的な腰痛や肩こり、猫背といった姿勢の崩れを誘発します。日々の活動量が落ち、さらに筋肉が落ちるという負のループから抜け出せなくなるケースが後を絶ちません。