SNS上のコミュニティや知恵袋、ITサポート窓口に寄せられるリアルな声を分析すると、衝動的なアカウント削除の後に深い喪失感を抱くケースが浮き彫りになります。
都内の20代会社員女性は、取材に対して次のように当時の心境を語ってくれました。
「仕事のプレッシャーと他人のキラキラした投稿への嫉妬が重なり、夜中に突発的にアカウント削除を実行してしまいました。しかし、学生時代の友人との旅行写真や、亡くなったペットの成長記録をスマートフォン本体に保存していなかったことに数日後気付きました。慌てて再ログインして事なきを得ましたが、あのまま30日が過ぎていたら一生後悔するところでした」
こうした取り返しのつかない事態を防ぐため、Meta社が公式に提供しているのが投稿写真のバックアップ保存(「あなたの情報とアクセス権」機能)です。アカウントを削除する前に、これまでに投稿した写真、動画、ストーリーズ、アーカイブ、コメント履歴をまとめたZIPアーカイブデータを一括でダウンロードすることができます。
バックアップの申請は、Metaアカウントセンター内の「あなたの情報とアクセス権」から「情報をダウンロード」を選択し、送付先のメールアドレスとファイル形式(通常は閲覧しやすいHTML形式を推奨)を指定するだけです。申請からデータ生成完了まで数時間から最大数日を要する場合があるため、削除の意思を固めた段階で、真っ先にバックアップ申請を済ませておくことがデジタル管理における鉄則です。