石阪氏に対する市民や政界からの評判は、その突出した実務処理能力と実行力に対して極めて高い評価が集まっています。「官僚出身らしい堅実さで財政破綻を防いだ」「インフラ整備を一気に進めた決断力は歴代屈指」といった声が多く、都市経営のプロフェッショナルとしての手腕には定評がありました。
一方で、長期政権化に伴う批判的な意見も存在しました。大型公共事業への投資が目立つ反面、福祉や教育施策、中学校給食の全面導入などを巡っては市民団体との意見対立が表面化することもありました。また、4期16年に及ぶ在任期間に対しては「市政の硬直化を招いた」「トップダウンの傾向が強かった」といった指摘もあり、政策の優先順位をめぐって評価が二分される局面もありました。
とはいえ、人口約43万人を抱える大都市の財政規律を保ちながら、未来へのインフラ投資をやり遂げたバランス感覚は、多摩地域の首長経験者の中でも突出した存在感を放っています。