本人が表舞台から姿を消している間も、その音楽はデジタル空間で爆発的な広がりを見せている。ストリーミングサービスでの全曲解禁以降、昭和ポップスやシティポップのブームに乗る形で、Z世代の若者たちが彼の楽曲を「発見」し続けているのだ。
「少年時代」のノスタルジー、「傘がない」の冷徹な社会批評、そして「リバーサイドホテル」の退廃的な世界観。これらがTikTokやSpotifyのプレイリストを通じてバイラルし、かつてのファンだけでなく、彼の現役時代を知らない10代・20代の間で「最もクールな日本のシンガー」として再評価されている事実は興味深い。