玉葉妃は、皇帝から最も寵愛を受ける上級妃「四夫人」の筆頭である貴妃(きひ)として登場します。物語開始時の年齢は19歳。猫猫より数歳年上という若さでありながら、後宮特有の足の引っ張り合いに決して屈しない聡明さと、柔らかな包容力を兼ね備えています。
彼女の最大の特徴は、鮮やかな赤毛と翡翠色の瞳です。この異国情緒あふれる美貌の背景には、大陸の交易拠点である西方(西都)の豪商であり有力豪族でもある玉袁(ギョクエン)の娘という血筋があります。後宮における彼女の存在は、単なる皇帝の愛妾という枠にとどまらず、西方の強大な経済力と武力を朝廷に結びつける政治的要石でもあります。
アニメ版で玉葉妃を演じるのは、変幻自在の演技力で知られる声優の種﨑敦美さんです。上品で愛らしい高貴な声質の中に、後宮の主たる威厳と母性、そして時に猫猫をからかう茶目っ気を見事に同居させ、キャラクターの人気を不動のものにしました。