「顔にできるニキビと同じ薬を塗れば治るのでは」と考えがちですが、お尻ニキビとの違いを正しく見極めることが重要です。一般的なニキビ(尋常性ざ瘡)はアクネ菌が主な原因ですが、お尻のおできの多くは黄色ブドウ球菌による毛嚢炎や、袋構造を持つ粉瘤です。
見分ける際の大きな目安となるのが、腫れの中央に見える「お尻のおできの芯」としこりの感触です。
粉瘤の場合、しこりの中央に「黒い点(開口部)」が見られることがあり、強く圧迫すると特有の悪臭を放つドロッとした粥状の老廃物が出てくる特徴があります。一方、癤などの化膿性炎症では、中央に白〜黄色の膿の塊(膿芯)が形成されます。表面的な赤いブツブツだけで硬いしこりがなければ軽度の毛嚢炎の可能性が高いですが、皮膚の奥にコリコリとした硬い塊を触れる場合は粉瘤や深部膿瘍を疑う必要があります。