カメレオン飼育において、給餌と密接に関わっているのが「給水」です。多くのカメレオンは、床に置かれた水皿の「静止した水」を水として認識できません。水が飲めないと脱水症状に陥り、食欲不振や便秘を引き起こして給餌にも重大な悪影響を及ぼします。
カメレオンに確実に水を飲ませるための効果的な方法は以下の通りです。
- ドリップ式給水器(ドリッパー):ケージの天井から1秒に1滴程度のペースで葉の上に水を落とし、揺れる水滴を舌で舐め取らせる最も自然な方法。
- 定期的な霧吹き(ミスト):朝夕にケージ内の観葉植物の葉へ向けて霧吹きを行い、葉に溜まった水滴を飲ませる。自動ミストシステムの導入も湿度維持と給水の両面で極めて有効。
- スポイト・シリンジによる直接給水:カメレオンの口元に水滴をゆっくり垂らし、反応して口を開けたら少量ずつ飲ませる。個体との信頼関係や拒食・脱水時のケアに必須。
排泄物の白い部分(尿酸)が黄色やオレンジ色に変色している場合は、深刻な水分不足のサインです。餌を食べる前に十分な水分を補給できているか、日々の観察を怠らないようにしてください。