彼女を一躍スターダムに押し上げたのは、間違いなく「レモンになりたい」という狂気的とも言えるキャラクター設定だった。バラエティ番組で頭に大きなレモンの被り物を乗せ、笑顔を振りまく姿は、一度見たら忘れられないインパクトがあった。
しかし、その裏にはアイドルとしての生き残りをかけた必死の戦略があった。大人数グループの中で埋もれないために、彼女自身が必死に模索した結果の産物だったのだ。当時の関係者は「彼女は非常に頭が良く、自分の見せ方を冷徹なまでに理解していた」と振り返る。あのコミカルなキャラクターは、計算し尽くされたプロ根性の結晶だったと言える。