世間に長年漂っていた「共演NG説」を鮮やかに打ち砕いた決定的な出来事が、2021年に放送された日曜劇場『ドラゴン桜2』でした。この作品で長澤まさみは、かつての生徒から成長して桜木法律事務所のパートナー弁護士となった水野直美役として、物語の軸を担うレギュラー出演を果たしていました。その最終回において、かつての特進クラスの仲間たちが東大専科の後輩たちを救うべく集結するという極めて胸熱な展開が描かれたのです。
そこで世間を最も驚かせたのが、ドラゴン桜2出演の経緯です。前年に大手事務所から独立し、単身でグローバルな活動をスタートさせていた山下智久が、劇中で「声のみの出演」および「長澤演じる直美への熱いメール」という形でサプライズ参加を果たしました。画面上での直接的なツーショットこそ実現しなかったものの、山下が演じる矢島勇介が水野直美を誰よりも信じ、後輩たちのために裏で尽力していたという設定は、まさに2005年の初代『ドラゴン桜』から続く絆の完全な回収でした。
この演出に対し、放送当日のネットの反応と評判は凄まじい爆発力を見せました。X(旧Twitter)では「矢島と水野」「やまぴー」「ドラゴン桜」といった関連ワードがトレンドを独占し、世界トレンドでも第1位を記録。「声だけで鳥肌が立った」「矢島と直美が大人になっても繋がっている世界線に涙が止まらない」といった熱狂的な投稿が数十万件規模で寄せられました。民放キー局ディレクターの手記によると、この演出は長澤まさみ側の了解はもちろん、山下智久本人の「作品とファンへの恩返しがしたい」という強い意志によって事務所の垣根を越えて実現したものであり、両者の間にいかなる確執も存在しないことを証明する決定打となったのです。
さらに近年、動画配信プラットフォーム『TVer』などで『プロポーズ大作戦』の期間限定無料配信が実施されるたびに、リアルタイム世代のみならず10代・20代のZ世代の間でも驚異的な再生数を記録しています。「すれ違い続ける二人の結末に涙が止まらない」「平成最高のドラマ」といった感想がSNSで瞬く間に拡散される現象は、長澤まさみと山下智久というペアが持つ普遍的な引力を雄弁に物語っています。