公式セットの組み立てだけに留まらず、国内外の鉄道ファンが熱中しているのが「MOC(My Own Creation=オリジナル作品)」の制作です。日本の鉄道史に燦然と輝く「D51形(デゴイチ)」や「C62形」をはじめ、世界各国の名車を自らの手で具現化するビルダーが後を絶ちません。
本格的なMOC制作を始める際、現代のビルダーにとって必須のツールとなっているのが、PC上で3Dモデリングが行える無料ソフトウェア「BrickLink Studio」です。バーチャル空間で無限のパーツを使いながら、ボイラーの直径やロッドの干渉、車軸のクリアランスをミリ単位でシミュレーションできます。設計図(インストラクション)をデジタルで完成させた後、世界最大のレゴパーツマーケット「BrickLink」等を通じて必要な部品をピンポイントで調達するのが近年の王道ルートです。
実車の配管を再現するためのフレキシブルチューブの活用や、サードパーティ製のカスタム動輪パーツ(Big Ben Bricksなど)を組み合わせたディテールアップなど、MOCの世界にはブロックの限界に挑む自由と創造性が満ち溢れています。