2016年の全面閉鎖から10年が経過した2026年現在、かつてファミリーマート(後にCU)として親しまれた店舗跡はどうなっているのでしょうか。
2020年には開城工業団地内に設置されていた「南北共同連絡事務所」が北朝鮮当局によって爆破されるなど、現地のインフラは破壊と荒廃が進んでいます。衛星写真や脱北者証言、韓国統一部の分析によれば、残されたコンビニ店舗や工場設備は北朝鮮側によって無断で資材が持ち去られたり、接収されて別の用途に流用されたりしているとみられています。
南北対話が完全に途絶し、軍事境界線周辺の緊張が続く現在において、韓国企業が資産を取り戻す術はなく、開城の店舗跡は「南北融和の幻影」を物語る遺構として放置されています。