子犬の無料譲渡は安全か?タダの理由と隠れた費用・詐欺トラブル全真相

子犬の無料譲渡は安全か?タダの理由と隠れた費用・詐欺トラブル全真相

子犬の無料譲渡は安全か?タダの理由と隠れた費用・詐欺トラブル全真相について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

子犬の譲渡に関して、ネット上で拡散されている情報には多くの誤解が含まれています。現場取材で見えてきた3つの盲点を正しく理解してください。

第1の誤解は、「保護犬の子犬はしつけが簡単」という思い込みです。野犬の子や多頭飼育現場から保護された子犬は、人間社会の生活音や他人に強い恐怖心を抱く「社会化不足」を抱えている場合があります。生後数週間の臨界期に適切な刺激を受けていない場合、家庭犬として落ち着くまでにプロのドッグトレーナーによる専門的なリハビリを要することが珍しくありません。

第2の誤解は、「雑種の子犬は体が丈夫で大きくならない」という過信です。親犬の血統が不明な雑種子犬の場合、生後2ヶ月の時点で小型犬サイズに見えても、成犬時には20kgを超える大型犬へ成長することがあります。室内飼育のスペース確保や将来の介護負担を考慮せず、「小さいから」という理由だけで安易に引き取るのは危険です。

第3の盲点は、「マイクロチップの名義変更手続きの義務」です。2022年6月に施行された改正動物愛護管理法により、マイクロチップが装着された犬を譲り受けた飼い主は、環境省の指定登録機関(犬と猫のマイクロチップ情報登録)を通じて30日以内に飼い主情報の変更登録を行うことが法律で義務付けられています(オンライン申請手数料300円〜400円程度)。この手続きを怠ると法律違反となるため、譲渡時に必ず登録証明書を受け取らなければなりません。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。