「高速道路のサービスエリアで、反対車線の施設へ歩いて遊びに行けるのか」という疑問に対し、結論から言えば、高坂サービスエリアでは上下線間の徒歩移動が完全に可能です。関越自動車道の中でもこの構造を持つ拠点は極めて稀であり、初訪問のドライバーを驚かせる要因となっています。
現地を歩くと、上り線と下り線の施設がわずか数十メートルの高低差を挟んで背中合わせのように近接して配置されていることが分かります。両施設を繋ぐ専用の連絡通路と階段(スロープ併設エリアあり)が整備されており、移動にかかる時間は片道わずか2分から3分程度です。下り線の駐車場に車を停めたまま、上り線側の限定スイーツ店を訪れたり、その逆のルートで下り線側の広場を散策したりといったフレキシブルな利用が日常的に行われています。
ただし、ここで絶対に混同してはならない致命的な注意点が存在します。それは「歩行者の行き来は自由だが、車両によるUターンは構造上不可能」という鉄則です。過去に「上下線が行き来できるなら、車ごと反対車線に移って引き返せるのではないか」と誤認し、進入禁止路へ迷い込みそうになるトラブルが散見されました。本線への逆走は重大事故に直結するため、車両の移動は一切できない物理的遮断がなされています。あくまで「人間だけが階段を使って反対側の店舗へ渡れる」という仕組みを正しく把握しておく必要があります。