現場に戻った吉澤氏に対して警察官が呼気検査を実施したところ、検出されたアルコール数値は呼気1リットルあたり0.58ミリグラムという極めて高い濃度でした。道路交通法が定める酒気帯び運転の基準値(0.15ミリグラム)の約4倍に達する数値であり、酩酊状態に近い危険な領域です。
2018年11月29日に東京地裁で開かれた初公判において、前夜からの異常な飲酒実態が生々しい裁判証言として次々と浮き彫りになりました。本人の法廷での証言によると、前夜の午後8時頃から自宅で缶チューハイ3本(アルコール度数9%のストロング系を含む)を飲み、さらに深夜にかけて白ワインをグラスで複数杯飲酒。就寝したのは午前0時を過ぎていたと証言しました。わずか数時間の睡眠しか取らず、体内に大量のアルコールが残存している自覚がありながら、早朝のハンドルを握ったのです。
検察側は「アルコールが抜けていないと認識しながら、仕事を優先させて漫然と運転した」と厳しく指摘。法廷で吉澤氏は「被害者の方に本当に申し訳ないことをした。一生をかけて償っていきたい」と涙ながらに謝罪を述べ、二度と車を運転しないことを誓約しました。