世界で最もカメラに収められた公園として、映画・映像制作産業との結びつきは極めて深い。数え切れないほどの名作がここで生まれ、観客の心に忘れがたい情景を刻みつけてきた。たとえば冬の定番として愛される『ホーム・アローン2』。主人公の少年ケビンが鳩使いの女性と心を通わせる感動的な場面は、雪化粧をまとったギャップストウ橋や象徴的なプラザホテルの借景とともに撮影され、冬のニューヨークを象徴する情景となった。
また、ディズニーの実写ファンタジー『魔法にかけられて』では、ベセスダ噴水の周辺で大規模なミュージカルシーンが敢行された。数百人のエキストラやダンサーが園内の遊歩道を埋め尽くし、華やかなパフォーマンスを繰り広げた舞台裏では、一般の歩行者を誘導しながらの極めて過密なスケジュール管理が行われたという。石造りのテラスに響き渡る歌声と陽光にきらめく水しぶきは、公園のロマンティックな魅力を世界中に再認識させた。