大手映画会社東宝に入社後、彼の才能は瞬く間に開花した。爆発的な大ヒットを記録した『若大将シリーズ』では、爽やかでスポーツ万能、歌も上手い理想の青年像を熱演。当時の若者文化を牽引するライフスタイル・アイコンとして不動の地位を築き上げる。
一方で、俳優としての真価は本格派の映画作品でも遺憾なく発揮された。黒澤明監督の名作『赤ひげ』では、三船敏郎演じる名医のもとで葛藤しながら成長していく若い医師・保本登役を好演。若大将のアイドル的人気にとどまらない、深い演技力と表現力を証明し、名実ともにトップ俳優へと上り詰めた。