Q1:一般の映画ファンでもカンヌやヴェネツィアの映画祭に参加して鑑賞できますか?
A1:映画祭ごとに一般参加のハードルは大きく異なります。ベルリン国際映画祭や東京国際映画祭は一般向けに広くチケットが販売されており、誰でも購入して鑑賞できます。ヴェネツィアも一般向けのチケットやパスが販売されます。一方、カンヌ国際映画祭は原則として映画業界関係者や報道陣向けの完全アクレディテーション制(登録認定制)となっており、一般枠のシネフィル向け特別パスは枠が極めて限られているため、一般鑑賞の難易度が最も高い映画祭です。
Q2:世界三大映画祭以外で、国際的に権威のある映画祭には何がありますか?
A2:北米最大の規模を誇りアカデミー賞の最重要前哨戦とされる「トロント国際映画祭」(コンペがなく観客賞が最高賞)、新鋭インディペンデント映画の登竜門である米国の「サンダンス映画祭」、スイスの「ロカルノ国際映画祭」、スペインの「サン・セバスティアン国際映画祭」、オランダの「ロッテルダム国際映画祭」などが世界的に極めて高い評価と影響力を持っています。
Q3:自主制作のインディペンデント映画でも世界三大映画祭に出品できますか?
A3:規定の出品条件(プレミア規定、英語字幕の付与、規定期間内の完成など)を満たし、所定のエントリー料を支払えば、プロ・アマ問わず誰でも応募自体は可能です。ただし、公式コンペティション部門への選出は世界各国の配給会社や名匠が競い合うため極めて狭き門です。まずは短編部門や、若手発掘を目的とした並行部門(カンヌの「監督週間」や「ある視点」など)への選出を目指すのが国際的な定石ルートとなっています。