ほくろ除去後にキズパワーパッドはNg?医師が警告する傷跡悪化の真相

ほくろ除去後にキズパワーパッドはNg?医師が警告する傷跡悪化の真相

ほくろ除去後にキズパワーパッドはNg?医師が警告する傷跡悪化の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

術後の傷跡経過は、採用された施術方法によって大きく異なります。ほくろ除去の代表的な手技である「炭酸ガス(CO2)レーザー蒸散術」と「くり抜き法(メスによる円形切除)」では、組織の深達度とダウンタイムの実態が全く違います。

炭酸ガスレーザーの場合:浅い層の蒸散と早期の上皮化

直径3mm未満の平らなほくろや比較的小さなものに適応される炭酸ガスレーザーは、水分に反応するレーザー光でほくろ組織を瞬間的に蒸散させます。熱凝固作用によって出血が少なく、ダウンタイムは比較的短めです。

術直後は皮膚がすり鉢状に凹み、赤褐色になりますが、術後7〜10日程度で新しい表皮が再生(上皮化)します。この期間中は浸出液が適度に出るため、医療用テープや軟膏による保護が不可欠です。上皮化が完了した後はピンク色の皮膚が現れ、徐々に周囲の肌色へと馴染んでいきます。

くり抜き法の場合:深い真皮欠損と長期間の組織再構築

真皮深くまで母斑細胞が存在する盛り上がったほくろや、5mm前後の大きめのほくろに対して行われるのがくり抜き法です。組織を円形にくり抜いた後、傷を縫合せずに開口したまま肉芽組織の増殖を待つケース(二次治癒)が多く見られます。

くり抜き法における浸出液の分泌期間はレーザーよりも長く、約2〜3週間にわたる厳重な被覆管理が求められます。肉芽が下から盛り上がって穴が埋まるまでに時間を要するため、途中で無理に乾燥させたり、粘着力の強いテープで刺激を与えたりすると、深いくぼみがそのまま固定化してしまう危険性があります。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。