大手模試データおよび高校受験対策機関の集計によると、2026年度の千葉県内高校(全166校)の頂点に君臨するのは、依然として渋谷教育学園幕張高校(偏差値74)です。東大合格者数で全国公立・私立を含めて常にトップ10入りを果たす実績から、県内のみならず首都圏全域の最優秀層を惹きつけています。かつて千葉県内で「渋幕」と双璧をなしていた市川高校も、高い入試難易度(偏差値70〜71水準)を保ちつつ、手厚い進学指導と先進的なグローバル教育で確固たる支持を固めています。
一方、公立の勢力図には見逃せない変化が生じています。長年にわたり公立の絶対的エースであった県立千葉高校に対し、県立船橋高校が急速に肉薄しています。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定を活かした理数科の充実ぶりは、医学部や旧帝国大学を志す現役志向の強い家庭から熱狂的な支持を集めており、合格ボーダーラインは県立千葉とほぼ同等のラインまで競り上がっています。
さらに、東葛地域の中核である東葛飾高校は、リベラルで自由闊達な校風と中高一貫化の成果が評価され、東京大学をはじめとする難関国公立大学への合格実績を伸ばしています。かつてのような「県千葉一強」の時代は名実ともに過去のものとなり、渋幕を筆頭とする最上位私立と、県立トップ3校(千葉・船橋・東葛飾)がそれぞれの強みを競い合う群雄割拠の様相を呈しています。