噂の発端を辿ると、彼が持つ特有のビジュアル的特徴に行き着く。切れ長の涼やかな目元と通った鼻筋、骨格の美しさは、デビュー作となった特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』の時代からすでに際立っていた。照明の当たり方ひとつで東洋的にも西洋的にも映る陰影の深さが、ファンの間で異国情緒を連想させる引き金となったことは想像に難くない。
さらに、役柄によって纏う空気を一変させる憑依的な演技スタイルも、このミステリアスなイメージに拍車をかけた。映画『孤狼の血』シリーズで見せた荒々しい色気から、繊細な青年役までを自在に行き来する変幻自在の表現力。日常を感じさせない佇まいそのものが、「ハーフではないか」という都市伝説的な憶測を補強する土壌となっていたのだ。