解析してみると、プライベートな読書傾向が第三者に露呈するルートは主に3点に集約される。1つ目は、ブラウザやアプリのホーム画面に表示される「最近読んだ本」の自動更新機能だ。作品を読み終えた直後にTOPページへ戻ると、その作品の表紙が大きくアピールされる仕組みになっている。
2つ目は、アカウントの共有や同一端末の使い回しだ。リビングのタブレットで作品を楽しんだ後、家族がそのまま同じブラウザを開けば、閲覧履歴がそのまま画面上に残ってしまう。3つ目は、過去の読書傾向に基づいて生成されるおすすめアルゴリズムである。直前にアプローチした作品の関連タイトルが次々と推薦表示されるため、周囲の視線にさらされやすくなるのだ。