「風のホール」がクラシック音楽のファンを魅了する一方で、250席の小劇場「星のホール」は落語通たちの熱気で常に満たされている。ここで定期的に開催される「みたか落語会」は、発売と同時にチケットが完売するほどの人気を誇る。
大劇場の大きな高座ではこぼれ落ちてしまいがちな演者の細かな表情の揺れや、扇子一本が空気をつく音。それらがダイレクトに伝わる客席との距離感が、演者側にとっても最高の緊張感と昂ぶりをもたらすという。若手の抜擢からベテランの大ネタ披露まで、単なる興行にとどまらない骨太な企画力が寄席ファンを惹きつけて離さない。伝統を守りつつも新たな演芸の面白さを掘り起こす姿勢は、業界内でも高い評価を獲得している。