今回、取材に応じた元メンバーの一人は、当時の心境を複雑な表情で振り返る。「当時は純粋に日本の未来を良くしたい、新しい政治の風を感じたいという思いで参加していました。しかし、カメラのレンズが一斉に向く中で、自分が政治的アイコンとして消費されていく感覚に戸惑うこともありました」
陣営内部では、表側の華やかさとは裏腹に、思想的な熱量と広報的な見た目のギャップを巡る議論が絶えなかったという。ボランティア一人ひとりが抱いていた純粋な政治参加への意欲と、組織側が求めた「キャッチーな看板」としての役割。その双方の狭間で生じた葛藤こそが、表舞台には決して出ることのなかった「知られざる真相」の一端である。