中島みゆき「あした」歌詞の意味と名曲の真実を徹底解明

中島みゆき「あした」歌詞の意味と名曲の真実を徹底解明

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中島みゆきの膨大なディスコグラフィにおいて、『あした』はフォーク期(1970年代)、実験的ロック期(1980年代半ば「御乱心時代」)、そして円熟のスケール感を誇る「夜会」・ミリオン期(1990年代以降)を繋ぐ極めて重要な転換点にあたります。

楽曲名発売年 / 主なタイアップアレンジ・サウンド特徴歌詞の主題・心理的アプローチあした1989年(KDD「001」CMソング)瀬尾一三プロデュース、緊迫感あるオーケストレーション孤独感、相手への絶対的な受容の要求、生の脆さの吐露時代1975年(世界歌謡祭グランプリ)アコースティック主体、普遍的なフォークバラード輪廻、運命の肯定、巨視的な希望と癒やし空と君のあいだに1994年(日テレ系ドラマ『家なき子』主題歌)力強いポップロック、キャッチーなサビ構造無償の献身、弱者の尊厳を守る強い意志地上の星2000年(NHK『プロジェクトX』主題歌)重厚なシンフォニック・ロック、高揚感のあるビート無名の人々への讃歌、労働と生きることの尊さ糸1992年(アルバム『EAST ASIA』収録)穏やかなアコースティック主体のアンサンブル人と人との巡り合わせ、縁(えにし)の肯定と感謝

音楽評論家の証言や当時の制作クレジットが示す通り、『あした』は名アレンジャー・プロデューサーの瀬尾一三が中島みゆきと本格的にタッグを組み始めた初期の傑作です。ピアノのアルペジオから始まり、サビに向かって怒涛のストリングスとドラムが押し寄せる音像は、情念の爆発と繊細な心の揺れを完璧に具現化しています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。