民間主導の大型施設が賑わいを見せる一方で、海沿いに長く延びる「豊洲ぐるり公園」の手ぶらBBQ広場は、圧倒的な開放感と公共空間ならではの落ち着きを兼ね備えている。レインボーブリッジと東京タワーを同時に見渡せる唯一無二のパノラマは、目の肥えたレジャーファンをも唸らせる。
この豊洲の地でも強く意識されているのが、日本バーベキュー協会の下城民夫会長が提唱し続けてきた「スマートBBQ」の精神だ。ただ食材を焦がして食べるのではなく、グリルの温度管理を科学し、周囲の環境や景観に配慮しながらスマートに肉を焼き上げる。ゴミの持ち帰りや炭の適切な処理を含め、持続可能なアウトドア文化を都市部で育てるという意識が、豊洲を利用する都市生活者の間にも確実に定着しつつある。