まぐろのたたきとネギトロの真相!植物油の理由や簡単レシピを徹底解明

まぐろのたたきとネギトロの真相!植物油の理由や簡単レシピを徹底解明

まぐろのたたきとネギトロの真相!植物油の理由や簡単レシピを徹底解明の総合ガイドをお届けします。役立つ情報が詰まっています。

売り場で隣り合って並ぶ「まぐろのたたき」と「ネギトロ」。この2つの境界線はどこにあるのでしょうか。歴史的な語源を遡ると、明確な違いが存在します。

本来の「まぐろのたたき」は、鰹のタタキのように表面を強火で炙って冷水で締めた料理、もしくは包丁の背や刃で身を細かく叩いて薬味と和えたものを指していました。一方の「ネギトロ」は、寿司屋でマグロの骨の隙間にある中落ちや皮ぎしをスプーンで「ねぎ取る(削ぎ取る)」職人言葉が発祥であり、野菜の長ネギが主役ではありません。

しかし現在の量販店や外食産業においては、両者とも「マグロの赤身を細かくミンチ状に加工したペースト状食品」を指す言葉として、ほぼ同義で流通しています。

ここで多くの消費者が疑問に感じるのが、一括表示欄に並ぶ「食用植物油脂」の表記です。マグロ100%ではないことに不信感を抱く声も散見されますが、これには食品加工上の明確な理由があります。

市販品の主原料には、脂肪分の少ないキハダマグロやメバチマグロ、ビンナガマグロの端材が多く用いられます。これらをそのままミンチにすると水分が抜けやすく、パサパサとした食感になってしまいます。そこで、適度な植物油(菜種油や大豆油など)を約5〜15%程度ブレンドすることで、本マグロのトロのようななめらかな舌触りとコクを人工的に再現しているのです。また、油脂が表面をコーティングすることで、酸化による黒ずみを防ぐ効果も担っています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。