コートと観客席の距離が近い室内アリーナは、屋外スタジアムとは全く異なる濃密な熱気に包まれる。親たちの応援にも力が入るが、指導者や保護者のスタンスにも大きな変化が見られる。ベンチから大声で指示を怒鳴り散らすスタイルは影を潜め、選手自らに状況を考えさせるコーチングが主流となった。
ゲーム展開が目まぐるしいため、外からの指示が届く頃にはピッチ上の状況がすでに変化しているのだ。判断権を完全に子どもたちへ委譲する指導アプローチ。これこそが、自主性と柔軟な思考を備えた新しい世代のサッカー選手を生み出す原動力となっている。