頭を打ったら病院へ行くべき?危険な症状の見分け方と受診目安

頭を打ったら病院へ行くべき?危険な症状の見分け方と受診目安

頭を打ったら病院へ行くべき?危険な症状の見分け方と受診目安とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

頭を打った後、容態を不用意に悪化させないためには、日常生活における「正しい過ごし方」を理解しておく必要があります。良かれと思って行った行動が、取り返しのつかない事態を招くことがあります。

市販の鎮痛薬で痛みを誤魔化してはいけない

頭部打撲後に最もやってはいけない行動の筆頭が、自己判断で市販の鎮痛剤(アスピリンやロキソプロフェンなど)を安易に服用することです。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)には血液を固まりにくくする抗血小板作用を持つものが多く、頭蓋内で発生している出血を助長・止血困難にさせる恐れがあります。さらに、強い薬で痛みを抑え込んでしまうと、脳圧亢進によって引き起こされる「頭痛の悪化」という決定的な危険サインを見落とす結果につながります。痛みが我慢できない場合は、薬を飲む前に脳神経外科の診察を受けてください。

受傷後24時間の厳重観察スケジュール

頭部打撲における危険な変化の大部分は、受傷後24時間以内に現れます。受診の必要がないと判断した場合であっても、以下のスケジュールを守って慎重に観察を続けてください。

  • 受傷後0〜2時間:最も急性出血が起こりやすい時間帯です。横になって絶対安静を保ち、たんこぶを冷やします。飲食は最小限にとどめ、吐き気の有無を確認します。
  • 受傷後2〜6時間:会話に異常がないか、手足の動かしにくさや視界の異常がないかを定期的に確認します。一人きりで過ごさせず、必ず家族などが付き添ってください。
  • 就寝中(受傷当日夜):就寝させた後も、呼吸が乱れていないか、異常ないびきをかいていないかを確認します。心配な場合は夜間に一度起こし、意識が正常に戻るか(受け答えができるか)を確かめてください。
  • 受傷後24時間以降:普段通りの生活に徐々に復帰できますが、激しい接触スポーツや過度な飲酒は数日間控えるのが賢明です。
佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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