気になる建築コストの現実について検証します。2020年代前半に発生したウッドショック、さらに世界的なインフレと為替の影響により、北米や欧州からの建材調達コストは劇的に上昇しました。2026年現在におけるヨーロッパ風の注文住宅における相場は、一般的な国産プレハブ住宅の基準を大きく上回ります。
高級注文住宅の坪単価は、標準的な仕様でも坪110万円前後からスタートし、本物のレンガ積みや特注のアイアンパーツ、輸入大理石を多用するフルオーダーメイドでは坪180万〜250万円以上に達することも珍しくありません。
ここに屋外給排水工事や地盤改良、外構(高い鋳物フェンスや石畳のアプローチ、電動ゲート)の施工費用が800万〜1,500万円前後加算されます。結果として、いわゆる通行人が思わず見上げるレベルの「本格的な城」を成立させるには、土地代を除いた総事業費で最低でも7,000万円以上の予算確保が必須条件となります。