SNSや健康相談コミュニティのログを精査すると、「ヨガのレッスンで割座を指示されたが、お尻の下にブロックを3個重ねても激痛が走った」「女性なのに女の子座りができず、友人の前で恥ずかしい思いをした」といった深刻な悩みが数多く投稿されています。特に女性の場合、「女性=女の子座りができて当たり前」という社会的固定観念に晒され、強い劣等感を抱いてしまうケースが後を絶ちません。
しかし、パーソナルトレーナーや理学療法士の指導現場では、日常的に180度開脚ができるバレエダンサーや新体操の選手であっても、女の子座りだけは一切できないという実例が多数報告されています。開脚は股関節の「外転・外旋」を伴う動作であり、女の子座りで要求される「高度な内旋」とは全く別の運動軌道だからです。
さらに見逃せないのが、骨盤の後傾と姿勢の歪みです。骨盤が後ろに倒れて猫背になっている人は、骨盤と大腿骨の連動性が失われ、着座時に坐骨結節へ均等に体重を分散させることができません。この状態で無理に腰を下ろそうとすると、お尻が完全に浮き上がってしまい、太ももの付け根に耐えがたい圧迫感が生じます。現場のプロたちが口を揃えるのは、「開脚ができる柔らかい人=女の子座りができる人」という等式は完全な誤解であるという事実です。