現地を訪れる前に必ず把握しておくべき「最大の落とし穴」が存在します。それは、ネット上の口コミやイメージ先行で広まっている昆虫の森でのカブトムシ採集に関する重大なルールです。
多くの家族連れが「虫かごを持っていけば、捕まえたカブトムシやクワガタを家に持ち帰れる」と誤認して来園します。しかし、施設公式規定により「園内フィールドでの生体持ち帰りは厳格に禁止(キャッチ&リリース方式)」と定められています。
これは45ヘクタールの里山生態系を保護・持続させるための絶対的ルールです。捕虫網や虫かごの持ち込み自体は許可されており、観察エリア内で捕まえて観察スケッチを行うことは推奨されていますが、帰宅前には必ず元の自然へ逃がさなければなりません。このルールを知らずに来園し、ゲートで虫かごを空にする際に落胆する子供の姿が散見されるため、保護者は出発前に「ここは自然の虫を観察して楽しむ場所」と明確に伝えておく必要があります。
また、もう一つの見落としがちな盲点が「足腰にかかる負荷」です。園内は丘陵地帯をそのまま活用しているため、標高差が約60メートルあります。未舗装の山道や木製階段も多く、ベビーカーでの移動が制限されるエリアも少なくありません。歩きやすいスニーカーと防虫対策(長袖・長ズボン・虫よけスプレー)は必須の装備となります。