本人希望記入欄は、書き方を一歩間違えると「自己中心的で扱いづらい人物」というレッテルを貼られる地雷原へと変わります。キャリアドバイザーの元に持ち込まれる書類でも、不採用を連発している応募者ほど以下のNGパターンに陥っています。
NG1:給与・年収の条件を一方的に指定する
「現在の年収が550万円のため、年収600万円以上を希望します」「月給35万円以上を希望」といった記述は、書類選考の場では原則として破滅を招きます。採用側からすれば、「スキルや実績もまだ直接見極めていない段階で、待遇の権利主張ばかりが先行する人物」と映るからです。給与交渉は、面接が進んで自らの能力が企業側に評価され、「ぜひ来てほしい」と内定に近づいた段階で切り出すのが鉄則です。
※求人票に「希望年収を履歴書に記載してください」と明記されている例外的なケースに限り、「前職の年収(500万円)を基準に、貴社規定に準じてご相談させていただけますと幸いです」と柔らかな表現にとどめるのがマナーです。
NG2:自己都合の休日・残業拒否を権利のように主張する
「残業は月5時間以内を希望します」「完全週休2日制で土日休みを希望します」といった要望を、正当な理由(育児・介護・通院など)の付記なしに記載することは厳禁です。入社前から業務へのコミットメントを疑われ、「業務繁閑に合わせた柔軟な協力ができない人材」と判断されてしまいます。
NG3:志望動機や自己PRを枠からはみ出して詰め込む
「本人希望記入欄が余っているから」といって、熱意をアピールするために志望動機や自己PRを書き連ねる人がいますが、これも逆効果です。フォーマットが指定している項目の意図を汲み取れず、「指定された枠組みを守れない人」という悪印象を与えかねません。希望がないならシンプルに規定に従う旨を書き、熱意は志望動機欄や職務経歴書で存分に語るべきです。