竹弓は手入れ次第で数十年、あるいは世代を超えて受け継ぐことができる一生モノの道具だ。しかし、湿気や乾燥に極めて弱く、日頃のメンテナンスを怠ると「村(弓の歪み)」が生じたり、破損の原因となったりする。
日常のお手入れとしては、稽古後に必ず柔らかい乾布で手の汗や脂を拭き取ることが鉄則だ。また、季節の変わり目には弓の成りを確認し、必要に応じて「カン打ち」や歪み直しを行うことが推奨される。もし大きな歪みや狂いが生じた場合は、素人判断で直そうとせず、すぐに徳田弓具店のような熟練職人の元へ持ち込むことが、大切な愛弓を守る最善の策である。