愛くるしい姿でファンを魅了する一方で、クリオネはネット上で「悪魔の捕食」「トラウマ級の豹変」とたびたび大きな話題を呼びます。その理由は、食事の瞬間に見せる極端な形態変化にあります。
獲物を感知した瞬間、普段は丸く閉じられている頭部の先端が左右に大きく裂けるように開き、中から「バッカルコーン(口円錐)」と呼ばれる6本の赤い触手が勢いよく飛び出します。この触手で獲物を瞬時に抱き込み、逃げられないようガッチリとホールドしたまま、ゆっくりと体液や肉を吸い取って捕食するのです。
天使のような優雅な泳ぎから一転、獲物を捕らえる際の俊敏さとグロテスクとも言える捕食器官の露出は、まさに「天使と悪魔」の二面性。この強烈なギャップこそが、クリオネが知的好奇心を刺激し続ける最大の要因となっています。